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13.前野屋敷跡
 NHK大河ドラマ「信長」で生駒の娘や前野将右衛門など江南にゆかりの人たちが登場したことを覚えている方もあると思います。その人たちを出したのは「生駒屋敷」や「前野屋敷」です。前野屋敷は犬山市と名古屋市を結ぶ、柳街道沿いの前野町吉田龍雲氏の屋敷の一帯です。
 前野氏一族の屋敷は広大で、天満社の南に野田清助、前西が武兵衛、東が喜平次、裏が久三郎(森勘解由雄成)、東隣りが孫九郎、裏が将右衛門などの屋敷が建ち並んでいました。その様子は慶長13年(1608)に作られたという吉田家所蔵の「前野村道之覚」絵図で読み取ることができ、また、付近を昔「八屋敷」と呼んでいた古老の言い伝えとも一致します。
 吉田龍雲氏の土蔵が昭和34年の伊勢湾台風で被害を受け、その整理をしていたころ、先祖の茂平次が書き残した「武功夜話」をはじめ多くの古文書が発見され、戦国時代の尾北地方の歴史の新事実が浮かび上がってきました。
 「武功夜話」は既に郷土史家によって紹介されたように、天下統一を成し遂げた織田信長や豊臣秀吉らがこの屋敷を訪れたこと、墨俣攻めの立役者蜂須賀小六と義兄弟の契りを結んで活躍した将右衛門らのことをはじめ、一族の業績や武勲などがこと細かに記録されています。
 この屋敷は、織豊時代の幕開けに貢献した人々を輩出しており、江南の歴史を振り返える時には忘れることができないところとなっています。

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